『デザイン住宅・デザインハウスとは実際なんなのか調べてみた』

デザイン住宅、デザインハウスなどさまざまな名称がありますが、いったい何なのかと聞かれると答えられない人も多いでしょう。
検索してみたところ、どうやら言葉の定義はないようです。
しかし、住宅メーカー、設計事務所、工務店などがデザイン住宅なるものの作品を多数紹介しています。それらをじっくり観察してみますと、どうやらデザイン住宅・デザインハウスというのは和風でも洋風でもないものに分類される家のことを言っているようです。
一言でいうなら、「モダン」というべきかと。建築様式にモダンデザインという言葉がありますが、これは近・現代風のデザインという意味です。産業革命が起き、機械化・工業化が進む中で無機質なものになってしまいがちな建築に、付加価値として何ができるかという視点で継承された概念です。
現代においては、工業生産でないものを使う方が非常に珍しくなっています。工場で作られたものの組み合わせだと言っても過言ではないかもしれません。
そう考えるとその組み合わせを間違えるとつまらないもの無機質なものになりかねないということかもしれません。
これは一見プラモデルのように感じる話しですが、その組み合わせをうまく考えたのがデザイン住宅といえるかもしれません。
具体的な話をしてみますと、例えば和風建築には、それぞれ昔から使われている、茶の間の様式などが存在する訳ですが、例えばここにシク畳をいわゆる京畳などではなく、半畳などにすることはむ伝統様式に対する違ったアプローチであり、デザイン適なアプローチといえるかもしれません。
デザインは美的な領域に含まれる概念かと思いますので、数値適切に良し悪しを判断することもできません。つまり、客観適合に良いか悪いかを評価することが非常に難しいところです。個人の主観により評価は大きくことなります。
しかしこうした一方でデザインという言葉には、見た目という概念の他に機能性までもを含めたものがデザインであるという考えも存在します。
住宅は人が住むものであり、長年使用するものです、使い勝手が悪かったらいくらデザインが良いものであるとしても本末転倒な気がします、機能的な面をなくす訳にはいかないと思います。ですので、住宅に関してデザイン住宅なるものを定義するとすれば、機能性を合わせ持ったデザインとすべきでしょうか。
結局は良い悪いを決めるのは購入者次第です。当然高い買い物なので、取捨選択を迫られることにはなるかと思いますが、何を必要とし何を必要としないかはよくよく考えておくようにする必要があると思います。その中の選択肢の中にデザインというものがありそれがどれだけの優先順位を持つかにより必要性が判断されてくるかと思います。建てた後に後悔をしないためにもしっかり研究して相談して決定する必要があるかと思います。