住宅に関わっていると、「新築からリフォームへ」というのは多く耳にする言葉です。つまりこれからの時代は新しく家を建てるのではなく、今の家を手直ししていくという流れを指します。
この記事では、新潟の住宅リフォームに関する実態をまずは紹介します。そしてハウスメーカーも新築だけではなく、リフォームを手掛けることが多くなっていますのでその紹介、加えて新潟県内でリフォームに力を入れているハウスメーカーもピックアップしていきます。
1 新潟のリフォーム
2 ハウスメーカーのメリット
3 新潟でリフォームがおすすめのハウスメーカー
4 まとめ
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが出している2017年の都道府県別住宅リフォーム市場規模の試算によると、新潟は地方都市の中でリフォームに関する金額が比較的高めです。
住宅リフォーム市場規模:公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
http://www.chord.or.jp/tokei/pdf/re-shijokibo2017.pdf
この理由について推察できるのは、「地震への備え(耐震)」「バリアフリーが整備された家」「子育てがしやすい」といったものです。加えて豪雪地帯である新潟の事情として、「克雪住宅」「窓サッシの断熱化」などに積極的に取り組む必要があるからと考えられます。
この推察の根拠としているのは、「新潟県住生活マスタープラン(第3次計画 平成29年3月改定)」です。行政が生活者の住環境に関する満足度を上げるために策定しているものですので、住んでいる人の実態や思いが反映されている資料といえます。
新潟県住生活マスタープラン(第3次計画 平成29年3月改定):新潟県
一般的にハウスメーカー(住宅メーカー)というと、リフォームより新築の方が多いイメージです。実際に新築とリフォームを合わせた依頼先のトップはハウスメーカーですが、リフォームだけに絞ると地元の工務店が圧倒的に多く、次いでリフォーム専業の会社となります。
しかしハウスメーカーでリフォームをするメリットも多くあります。主なものをあげてみましょう。
安心感、説明から完成までのスムーズさというのは、もともとハウスメーカーが強みとするところです。リフォームそのものに注目するならば、やはり新築住宅で培ったノウハウが生かせるという点が大きなメリットでしょう。ハウスメーカーは研究開発に余念がありませんので、それをリフォームに生かしてくれれば非常に質の高い家となるはずです。
なおハウスメーカーのリフォームは金額が高い、という声もあります。家のことですから一概にはいえませんが、確かにその傾向はあるようですので、この点はデメリットといえるでしょう。
それでは新潟でリフォームに積極的なハウスメーカーを紹介していきましょう。
http://www.aoyamahome.co.jp/index.html
新潟市西区が本社の住宅メーカー。一貫体制で、社内でほぼすべてを対応できるのが強みです。
完全自由設計の住宅から注目住宅、店舗デザインも手掛けます。classicaL(クラシカル)というリノベーションブランドを展開しています。
不動産から建築、空き家事業まで幅広く展開。独自工法の家づくりをおこなっています。
新潟以外にも、全国に広がっているハウスメーカー。リセット住宅という名称で、大規模リフォームを大きく打ち出しています。
地域密着で、新潟のリフォームに欠かせない積雪対策などに優れたハウスメーカー。
今回ピックアップしたハウスメーカーは、全国展開をしている有名ブランドではなく、「新潟を拠点に活動している」という所から選びました。そのため分類によっては地元工務店という見方もされます。
一般的にハウスメーカーと認識される大手も、新潟県内には多くあります。安定した品質とともに、新潟という環境に適したリフォームを手掛けてくれるはずです。地域密着+全国規模のハウスメーカーといった組合せで探してみて、それぞれにリフォームの問合せをしてみるのもいいでしょう。
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