STAND BY HOME(スタンドバイホーム)は、宮城県大崎市の住宅資材などを販売する「株式会社 タカカツ建材」がフランチャイズ展開するハウスブランドです。
施工エリアは、宮城県、青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、群馬県、栃木県、茨城県、新潟県、長野県の11県で、東北エリアがメインとなっています。
同社の最大の特徴は、平屋の注文住宅に特化した家づくりを行なっている点で、内観・外観共に洗練されたデザインの平屋を提供しています。平屋商品には、コンセプトの異なる5つのラインナップがあり、標準プランをベースに施主の希望でアレンジすることも可能です。
本記事では、スタンドバイホームの特徴や価格、口コミや評判をご紹介します
スタンドバイホームの手がける住宅は、平屋のメリットを最大限に活かした空間づくりが特徴です。
建築事例の間取りは、大開口のリビングを中心に、家族の気配を感じる間取りが多く、LDKと庭が地続きに繋がる屋根付きのウッドデッキのある家が多く見られました。
また、縦空間の使い方の上手さも特徴で、施工事例では、
・勾配天井で縦方向に広げた開放的なLDK
・平屋でありながら、ロフト部分に個室を確保した暮らしがレジャーになるような間取り
など、水平方向に広がりがちな平屋を、縦空間にも広げることで、豊かな暮らしを提供している事例が多く見られます。
一般的に2階建てに比べて収納場所に困る平屋ですが、空間づくりが得意なスタンドバイホームの平屋は、収納場所もしっかりと確保できるのも魅力でしょう。
2つ目の特徴は、飽きのこないシンプルでナチュラルな住空間です。
木材をふんだんに使用した住宅は、「ふるさとの木を無駄なく使う」をコンセプトに、宮城県の森で伐採した無垢材を使用しており、過剰な装飾やムダなものを取り去った、素材本来の美しさを引き出すようなシンプルなデザインを得意としています。
本体価格の坪単価は、50万〜70万円と比較的ローストな部類に入ります。
ここでは、代表的なモデルである「YAT(ヤット)」、小屋裏収納にロフトスペースを取り入れた「CARRE(カレ)」、アメリカの西海岸を思わせるウッドハウス風の「COSTA(コスタ)」を例に説明します。
本体価格の目安 | 坪単価の目安 | |
YAT(ヤット) | 1850万円 | 58万円 |
CARRE(カレ) | 2376万円 | 62万円 (延床面積126.79㎡、38.35坪) |
COSTA(コスタ) | 2057万円 | 78万円 (延床面積86.44㎡(26.14坪) |
スタンドバイホームで建築した人の口コミによれば、本体のみの坪単価は50~60万円で、家づくりにかかる本体以外の費用で+500~600万程度かかるため、トータルの坪単価は70万円前後になることが多いようです。
参考までに、家づくりには本体以外にも
・諸経費
・付帯工事
などがかかるため、予算は、建物本体費用以外に500~600万円はプラスで見ておきましょう。その他、外構費や土地代などがかかる点にも注意が必要です。
ここからは、スタンドバイホームで施工した方の口コミをご紹介します。
・足に伝わる杉の柔らかさが気に入りました
・窓の断熱が良いせいか、日差しが入っていても暖まりにくい気がします。 夏はデッキの軒が深く日が入らないので、メインの窓はあえて断熱性能を下げるのもありかもしれません。 近頃暑くなってきましたが、家の中の方が涼しいことが多いです
・床材は傷つきやすいです
・ウッドデッキの広さは十分でした
総合すると、概ね満足という意見が多く、床材が傷つきやすいという口コミが多く見られました。これは、床材に杉の木を使用しているためで、杉はやわらかく冬も暖かいメリットがある反面、傷がつきやすいデメリットもあるためです。
口コミの中でも暖かいという意見が多いように、一般的なフローリングのヒヤッとした感じはないようです。
参考: https://m.e-mansion.co.jp/thread/628788/
スタンドバイホームは平屋に特化した注文住宅を扱っている点が特徴で、建材に使用する木材は宮城県の森で伐採した無垢材を使用しています。
コンセプトの異なる5つの平屋商品は、縦の空間を有効活用した開放的な間取り設計が多く、本体の坪単価は50~70万円前後の事例が多く、ローコストな住宅と言えるでしょう。
口コミは、概ね満足という意見が多く、床材の傷つきやすさなどのデメリットはあるものの、木材由来の暖かみのある住宅で、寒い東北地域で平屋を検討している人にはおすすめの会社と言えます。