国内では依然として新築物件に人気がありますが、そのうちの何割かはリノベーション向けに改築する物件が含まれており、その割合は年々増加傾向にあるといわれています。
ここでは「新潟でリノベーションするならチェックしておくべき工務店リスト」と題し、おすすめの工務店を選んでいます。これからリノベ工事を依頼する際、どんな工務店が選ばれるか、みなさんも考えてみるといいでしょう。
新潟市内の東区にある大滝工務店は「雨楽な家」の会員工務店です。
「雨楽な家」とは、積水ハウスの伝説的営業マンとして知られる丸山景右氏が開発した、自然素材をふんだんに使った真壁造り[2]の家のこと。ちなみに「雨楽な家」の会員工務店の会を「すぐやろ工務店」と言います。
また大滝工務店は他店同様、リノベーション工事も積極的に請け負っています。特に住宅の性能に強い大滝工務店は同時にFP工務店でもあり、断熱リフォームにも力を入れています。快適性の高い住まい環境を指向している方は、大滝工務店はぜひ検討リストに入れるべきでしょう。
またリノベーションなどの大規模修繕だけではなく、水回りや外装リフォームなどの小工事も大滝工務店では受けています。
この辺りは工事の規模に関係なく、気軽に相談してみるといいでしょう。
[2] 真壁とは、構造で使用する柱を仕上げの一種として「表し」にすること。例えば真壁造りの和室の柱は付け柱ではなく、本物の構造材です。
渋谷工務店[1]は新潟県北端の村上市に所在する、自社大工を要する工務店です。
同社は社長を含めた設計部隊と自社(専属)大工で構成されているほか、とくに目立った特徴はありませんが、リフォームの現場写真からは工務店としての力量がうかがえます。断熱改修も得意とするようで、各現場で大幅なリノベーションが行われています。また暖房設備の選択もセンスがあり、特に多彩な熱源を利用した床暖房は渋谷工務店の特徴といえます。
リノベの現場では間取りの変化にも柔軟に対応しており、プラン提案にも設計力を感じます。このほかにも渋谷工務店は、引き渡し全棟において気密測定を実施しています。こういう工務店にこそ、自宅のリノベーションを頼みたいと考えているユーザーは多いことでしょう。
新潟市秋葉区に会社を構える松尾工務店[1]は、こちらも施工力に自負を感じる工務店らしい工務店です。リノベーションはセンスも大事ですが、解体箇所が多くなる工事では、現場を最後までこなせる技術と経験が欠かせません。
その点では、前述の渋谷工務店とともに松尾工務店も、安心して工事を任せられる業者です。技術力を最優先したい方は、リストアップしておくといいでしょう。
しかも松尾工務店では、女性の一級建築士が打ち合わせに参加しています。松尾工務店の現場では、キッチンまわりなどに、女性ならではのセンスが感じ取れます。これは女性スタッフの力が、大いに活用されている証拠です。
なお松尾工務店の特徴を一つ付け加えるなら、大工や建具職人が造作するオリジナル家具が、とても素晴らしい出来だということ。公式サイトに家具の紹介ページもありますので、ぜひご覧ください。
ハウジングワーク本田は、現代表の本田繁氏が家業の建具屋から工務店として2001年に独立し、住宅事業をスタートさせた会社です。本拠地は岩船郡関川村にあり、この村は村上市・胎内市より内陸部に隣接します。なぜこの地に本拠地があるかと言えば、建具屋時代からの450坪の作業場(工場)が現在も稼働し、オリジナルの建具や家具、木小物を作り出しているからです。
そんなハウジングワーク本田の家づくりは、北欧スタイルのコンパクトな設計が中心で、この辺りはパートナーシップを結ぶZERO-CUBEで有名な『LIFE LABEL』の影響も多分にあるでしょう。ただしオリジナルの設計では、ZERO-CUBEより和のテイストを取り入れたデザインも見られ、守備範囲の広さを感じます。
またフルリノベーションでは、納屋として使用していた物件を、断熱と気密を持たせ、快適な暮らしができるように変更するなど、様々な取り組みを見せています。まだ棟数はまだ少ないものの、ハウジングワーク本田はこれから求められる住宅の姿をはっきりと示しているという点で、大いに期待できる工務店ではないでしょうか。
この記事のポイントです。わずか4件の工務店リストですが、
以上が、ここに掲げた工務店の共通の特徴です。自宅のリノベーションを頼むなら、あなたならどんな業者に頼みたいと考えているでしょう?もし迷っているなら、もう一度基本に戻って考えてみてもいいでしょう。
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